アートを通して世界に訴えかけるフランス人 | 映像

2013年11月14日 Thu

今世界で大きな反響を呼んでいるストリートアートプロジェクトがあるのを知ってますか?フランス人アーティストでアートの力で世界をひっくり返すためのプロジェクトで注目を浴びているのですが、理解しようとするより映像を見てみましょう。その名も半匿名で「JR」という名前で活動していて、TEDトークの映像で彼の活動の中身を知ることができます。

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JRのアートの特徴は大きいというのが上げられます。スケールという意味でもそうですが、アート作品自体の大きさもとても大きく、キャンバスは建物壁一面だったり、時には電車の屋根、時には街全体にまでなることもあります。彼のアートは基本人の顔を写真で撮り、それを大きく引き延ばして印刷された紙を貼っていくというもので、焦点は「人」です。

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一つ彼の作品を紹介しましょう。場所はブラジル一危険とされるファーベラ(貧困街)は麻薬組織が牛耳っていて、NGOや観光客はもちろん、メディアやジャーナリストも入って来ないところです。そこにJRのクルーは足を踏み入れて、街の人たちの顔写真をとり、丘一面に貼ることにします。途上国では女性がコミュニティーの中心であるのに、ストリートでは仕切っているのは男性ということが多いのに対しての疑問からこのプロジェクトは「Women Are Heros」という名が付けられました。メインの被写体は女性でアートは作り上げられました。

このプロジェクトのすごさはメディアとファーベラの女性たちへの架け橋になり、「ブラジル一危険なファーベラ」から「生きた人の住む街」に見方を変えた点にあると思います。JRがファーベラに入ったときに会った女性に言われた「ここには文化が必要よ。文化に飢えているの」という言葉を現実にしました。

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JRは「アートで世界を救うことはできない。でも、アートで人のものの見方を変えることはできる」と主張します。彼のアートワークはそんな彼の言葉を証明していて、見ていてワクワクする程です。何より素晴らしいことは、この活動にスポンサーなしに被写体の人々との関係で生まれた「責任」のみを背負って活動し続けていることだと思います。

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JRとその仲間が立ち上げたINSIDE OUTというムーブメントからも目が離せません。

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Daisuke Inoue
Content Specialist: Digital Strategist & Communication Consultant

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