注目の女性ダンサー「KOHARU SUGAWARA」の軌跡、独占インタビュー | PEOPLE

2015年02月20日 Fri

本誌では、注目の日本人女性ダンサー・振付師で、世界中で活躍を続けるKOHARU SUGAWARAさんに独占インタビューを行い、その内容を元になるべく読者の方々に伝わるような形を意識して、彼女の突出した才能と人間性に迫ります。

「私、昔から人と違うのが好きなんです」

10歳の頃からダンスを始めたというKOHARUさんは、当初は家族や友達の前でとにかく踊るのが好きだった。きっかけとなった人物が特にいたわけでなく純粋に踊って、人に喜んでもらうことが楽しかった。

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彼女のダンスは確かにユニークだ。

ダンスは通常スタイルやジャンルで分類されることが多いが、彼女のダンスはKOHARU SUGAWARA流と言うのが一番しっくりくる。

まだ22歳という年齢ながら、既に世界を飛び回り、踊ったり、ダンスを教えたり、様々な人たちとの出会いにも恵まれた。一般的な22歳の女性からすると当然見える世界も違う。

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「お前は性格が日本人じゃないから海外へ行け」

そう子供の頃からKOHARUさんに言っていたのは父親だった。まるで西欧の教育だ。その父親の言葉が、彼女の背中を押してくれたという。

高校生のときに気付いたら初めてエンターテイメントの聖地でもあるロサンゼルスに全く英語ができない状態で向かっていたという。

「もちろん言葉が通じないので、めちゃくちゃ大変でした。カフェで友達と会っていても言いたいことを上手く伝えられないし、自分を理解してもらうことができなかった。踊ることで自分を表現するしかないって状況に始めて置かれ、必死でダンスを通じて自分という存在を理解してもらおうとした」

と振り返る。

幸い当初から自信があったダンスのスキルは周囲から認められ、良い友達に恵まれた。コミュニケーションが生まれた。

ダンスの醍醐味でもある、言葉がなくても「通じる」ってこを実体験で証明した瞬間でもあった。

そこから、KOHARUさんの道は開かれていく。

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ある時、知り合いのダンサーからワークショップをカナダでやってくれないかと頼まれたのをきっかけに北米からヨーロッパまで依頼があればどこにでも駆けつけてダンスを教えた。

時にはイタリアで30カ所にも及ぶワークショップツアーを行い、車での移動をしながら時には車内で寝泊まりということもあったと明かす。まさにサバイバルだ。

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-人生を180度変える言葉-

2年くらい前にクイック・クルー(QUICK CREW)のメンバーでもあり、パートナーでもあるスレマン・マリック氏(Suleman Malik)に言われた言葉が人生を180度変えたと話す。

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「日本はとても魅力と才能に溢れた国だ。KOHARUは日本人として日本のシーンを盛り上げられる数少ない人だから、今は日本での活動を大事にしながら、日本と向き合うべきだ。そうでないとKOHARUらしさが薄れちゃうから」

確かに彼女の気持ちは海外志向なので、普通なら海外に暮らし、現地で活動するというのが普通の流れだろう。

日本ベースで活動しているのにはこんなエピソードがあったんですね。とはいえ、確実に海外でも存在感を増しているKOHARUさん。

やはり、活動の舞台は必然的に世界になってくる。ダンスには言葉は不要だから。

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「日本にはすごくスキルの高いダンサーがたくさんいるし、みんな頑張って練習もしている。でも、一番大事なのはそこに心が入ってるかどうかってところだと思っています。」

人間が気持ちを込めて踊ってるから感動するわけで、もっと気持ちを入れていけたら更に良いダンスができるし、人の心を動かすことができる、というのが彼女の考えだ。

ダンサーに限らず、打ち込めるものや本当に好きなものが何かわからない人にメッセージをという質問に対して、彼女はこう言った。

「とにかく自分の感性を大事にして欲しい。そしてちょっとでも直感的に興味を持ったのなら、まずは挑戦してみてなるべく多くのことをそこから吸収すること。そしてたくさん失敗すること」

日本のダンスシーンに向けては謙遜気味にこうも言っていた。

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「もっとお互いを高め合うように、色んなことを共有して一緒に楽しくやっていけたら良いと思う。そしてもっともっと楽しいことをみんなで実現していきたい」

とても感受性が豊かで、何よりポジティブなのが大好きな彼女らしい言葉だし、今の日本にはとても大切な言葉。

改めて本当の競争って相手へのリスペクトありきってことなのだと感じました。まるでスポーツのようだ。

ダンスをアートと位置づける彼女ですが、今後はもっとダンスを通じて色んな表現の形を追求していきたいという意気込みの言葉で締めくくりました。

「ファッション、音楽、ダンス、グラフィック、映像」

ダンスの魅力をダンサーじゃない人にももっと知ってもらうことが、KOHARUさんのダンスへの強い信念なのだ。

その可能性は彼女の中では無限のように見えました。

http://www.koharusugawara.com/

渋谷にあるダンススタジオEn Dance Studioで行われたダンスワークショップに2度お邪魔し、また別途お時間を頂き、インタビューをさせて頂きました。

セッションの合間に時間を作って下さった事を、この場を借りて心からお礼申し上げます。

INTERVIEWED by Daisuke Inoue (Jan. 24, 2015)

Daisuke Inoue
Content Specialist: Digital Strategist & Communication Consultant

Content is king, only if they are in the right hands. I am passionate about great content and how to deliver them to the right people. The question is “What is the right content?” That is where I come in and help people/organisations to be outstanding. My area of interests are music, travelling, movies, blockchain technology, new media and minimalistic lifestyle.